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部門の謎|内科と消化器内科の違いとは

内科の中にはさまざまな部門があり、消化器内科はその中のひとつです。消化器とは胃や食道、腸などの消化器官を指しますが、肝臓やすい臓なども担当分野になります。消化器内科ではそうした臓器の症状に応じて薬を処方し、その治療が適切におこなえているか経過観察します。内視鏡検査などもおこないますし、放射線治療などもおこないます。消化器内科は内科の中の一つですが、基本が投薬治療である内科の中では少々特殊で、ときに外科的な治療も実施するのが特徴です。例えば内視鏡で検査をした際に、ポリープなどを切除する治療も広くおこなわれるようになりました。この行為は外科に近く、投薬ではない新しいタイプの治療と言えます。器具や小型カメラがついた内視鏡で体の中にある患部を直接診察し、開腹することなくがん細胞を焼き切る治療も積極的におこなわれるようになりました。そのため消化器内科の医師には高レベルの技術や知識が求められ、現在では診療対象臓器も増えてきています。

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