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心と体|心療内科と精神科の違いとは

心のバランスが崩れると体に不調が起こるのは、すでに多くの人の知るところです。緊張してお腹が痛くなる、嫌なことを考えると頭痛がするといったように、比較的日常的に不具合は起きていますが、生活に支障が出るほどになると放置はしておけません。こうした場合に担当するのが心療内科ですが、どのタイミングで心療内科を受診すればよいかは迷うところです。目安としては不調が2週間以上続いたら心療内科を受診するのがおすすめですが、強い症状が出ているならもっと早く行動を起こすべきです。心療内科を受診するのは抵抗がないわけではありませんし、精神科とどちらに相談したらよいかわからないという声も少なくありません。精神科や精神神経科は心の病気そのものの治療をおこなう診療科、心療内科は心の不調が要因で体に症状が現れるときに治療をおこなう診療科です。例えば、落ち込みやイライラ、睡眠症状や幻聴幻覚などがあれば精神科、吐き気や頭痛、下痢・腹痛などの体の不調があれば心療内科が専門となります。どうしてもわからない場合は、どちらも標榜している病院を選び、どちらに受診していいかわからないと伝えれば案内してもらえるでしょう。

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